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『煤煙』(ばいえん)は、森田草平の長編小説。 夏目漱石門下の森田草平は、1908年、女学校教師をしていて生徒の平塚明子(はるこ、平塚らいてう)と恋仲になり、既に妻子もあったりしたことから、栃木県塩原へ駆け落ちし、心中を試みるが果さず帰京、醜聞となる。漱石は『朝日新聞』の文芸欄を担当していたことから草平に勧めてこの事件を小説として連載させ、1909年1月1日から5月16日まで127回にわたって連載された。 その後、6月27日から漱石の「それから」が始まり、その中で漱石は登場人物に「煤煙」があまりうまくないと批評させた。 1910年に如山堂より『煤煙』第一分冊が刊行され、三分冊まで同社より、1913年に新潮社より第四分冊が刊行された。1932年に岩波文庫に入った。1955年に角川文庫版、1999年に佐々木英昭と根岸正純による『詳註煤煙』が刊行された。 平塚らいてうは、のちに『元始、女性は太陽であつた』(現在は大月書店から刊行されている)でこの事件を描いた。塩原事件については佐々木英昭『「新しい女」の到来』に詳しい。 == 外部リンク == * 青空文庫 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「煤煙 (小説)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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